行動習慣プログラミング10の技法について10回シリーズでお届けしています!
技法1.記録して現実を確認する |
技法2.センターピンとボトルネックを探る |
技法3.未来の痛みと快感を想像する<フューチャーペーシング> |
技法4.行動を条件づけする<if-then planning> |
技法5.代替行動を考える<スイッチング> |
技法6.自分をうまく乗せる行動を考える |
技法7.小さな一歩で始める<ベビーステップ> |
技法8.充電的な緊張感を持ち込む<周囲を巻き込む> |
技法9.フィードバックする |
技法10.定期的に充電か放電かを確認する |
今回は、
【技法7】「小さな一歩で始める〜ベビーステップ〜」
について紹介したいと思います。
【技法7】小さな一歩で始める〜ベビーステップ〜
ベビーステップとは
「ベビーステップ」とは文字通り赤ちゃんの歩みのような小さな一歩ということですが、行動習慣のメソッドとしては最も王道と言われている手法です。
習慣化コンサルタントの古川武士さんは著書の中で、ベビーステップの設定方法としては以下のように提唱しています。
ポイントは、「面倒」「恐い」「不安」などの感情が出てこなくなるまで徹底的に行動のハードルを下げることです。
そして、継続のためには初動のハードルを下げてでも行動をゼロにしない、ということです。
古川武士『理想の人生をつくる習慣化大全』
習慣化にチャレンジする上で、行動をゼロにしないという点は非常に重要です。
ではどれぐらいハードルを下げたら良いのでしょうか?
最初は、風邪をひいて寝込んでもできるレベルまで行動のハードルを下げることをおすすめします。
『一歩があまりにも小さすぎて、達成感が味わえない』と感じるかもしれません。
「続かない人」の大半は大きくスタートし、挫折してしまう傾向がある一方で、「続く人」は小さく始めることで、確実に前に進むことができます。
続くことでだんだんと自分に自信が持てるようになり、自己肯定感が高まることでさらに行動へのモチベーションが上がり、やがて大きな成果につながっていきます。
ベビーステップの参考例
ベビーステップの設定は個人によって違いはありますが、
参考までにいくつか実例を紹介したいと思います。
- 「読書」なら、1日1ページだけ読む
- 「ランニング」なら、ウェアに着替えて外に出る
- 「筋トレ」なら、腕立て伏せを5回だけやる
- 「ブログ」なら、WordPressの管理画面を開くだけ
- 「早起き」なら、今より15分だけ早く起きる
- 「片付け」なら、一つだけゴミを捨てる
- 「資料作成」なら、パワーポイントを立ち上げてファイル名だけつくる
いかがでしょうか?
腕立て5回やゴミを一つ捨てるのにかかる時間はたった10秒程度ですよね(^^)
これぐらいなら不安なくできる!という気がしませんか?
まとめ
行動習慣の王道的手法として、「小さな一歩で始める〜ベビーステップ〜」について紹介させていただきました。
気が乗らない仕事でもまずは5分だけでも手をつけたら、意外と乗ってきてもう少しやりたくなるという経験はありませんか?
ベビーステップの事例で面白かったのが、洗い物で「お皿1枚に洗剤で泡だけをつけて終了する」という話です。
お皿1枚だけ泡がついている状態って気持ち悪くないですか?
むしろ、『このまま洗わせてくれ〜』ってなりますよね(^_^;)
まずは小さな一歩で行動を起こすところから始めてみませんか?
あなたはどんな小さな一歩を踏み出しますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!