行動習慣プログラミング10の技法について10回シリーズでお届けしています!
技法1.記録して現実を確認する |
技法2.センターピンとボトルネックを探る |
技法3.未来の痛みと快感を想像する<フューチャーペーシング> |
技法4.行動を条件づけする<if-then planning> |
技法5.代替行動を考える<スイッチング> |
技法6.自分をうまく乗せる行動を考える |
技法7.小さな一歩で始める<ベビーステップ> |
技法8.充電的な緊張感を持ち込む<周囲を巻き込む> |
技法9.フィードバックする |
技法10.定期的に充電か放電かを確認する |
今回は、
【技法5】「代替行動を考える<スイッチング>」
について紹介したいと思います。
【技法5】代替行動を考える〈スイッチング〉
この技法は主にやめたいと考えている悪い習慣がやめられない時に有効です。
スイッチングについては、習慣化コンサルタントである古川武士さんの『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』に詳しく書かれています。
悪い習慣がやめられない理由の1つはすでに述べたように、その習慣によって満たしている欲求があり、一定の心理的メリットを得ているからです。悪い習慣をやめるとき、心理的メリットを得る代替行動を用意しておくと、欲望との闘いはずいぶんと楽になります。
古川武士『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』P.70
禁煙の例
例えばタバコをやめたいという人がいたとします。
仕事でのプレッシャーやストレスからタバコを吸うことで開放され、「リラックス」という心理的メリットを得られます。
この心理的メリットを求めてタバコを吸うことになります。
そこで、タバコを吸うという行為をコーヒーを飲む、ガムを噛むといった行為にスイッチングします。
そうすることで、タバコを吸っていた時と同じ「リラックス」を味わうことができます。
悪い習慣と心理的メリットを書き出す
あなたは「もうやめたい」と思っている悪い習慣はありますか?
もし該当する場合は、ぜひ悪い習慣をリストアップして、その習慣から得ている心理的メリットを書き出してみてください。
その際は、次のような質問を投げかけるのも有効です。
質問① どんなときにその習慣をやってしまいますか?
質問② その習慣行動の直後、どんな気持ちになりますか?
質問③ 心理的メリットまたはその習慣で満たせる欲求は何ですか?
古川武士『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』P.73
まとめ
- リラックスしたい
- プレッシャーから開放されたい
- イヤなことを忘れたい
悪い習慣というのはこのような心理状態の時にハマってしまうことが多いのではないでしょうか?
最初はそんなうまくいくわけないと思うかもしれませんが、
悪い習慣をやめる時にはこのスイッチングが非常に有効になります。
上記のような心理状態になった際は、何か他の代替行動(スイッチング)できないかな?と考えるクセをつけると
良い循環に入っていけるかと思います。
あなたはどのようなスイッチングをおこないますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!