皆さんはビジネスでもスポーツでも「これは絶対に達成できない・・・」と限界の壁をつくってしまった経験はありませんか?
私も会社から与えられた営業目標数字に対して、「今回ばかりはちょっと厳しいな・・・」と感じてしまうことはよくあります。
そこで、私がいつも意識しているのはロジャー・バニスターの「1マイル4分の壁」のストーリーです。
ロジャー・バニスター「1マイル4分の壁」とは?
ロジャー・バニスターは1929年生まれのイギリスの陸上選手で、これまで人間には絶対に不可能だと言われ続けてきた1マイル(約1,6km)4分の壁を世界で初めて越えたことで有名です。
これまで誰もが挑んでは達成できなかった「1マイル4分の壁」をロジャー・バニスターが1954年に3分59秒4の記録で乗り越えたことは、他の選手にどのような影響を与えたのでしょうか?
46日後の1954年6月21日、フィンランドのトゥルクで、ライバルだったオーストラリアのジョン・ランディが3分58秒で走り、バニスターの記録は破られた。その後、不思議なことに、1年後までにランディを含め23人もの選手が「1マイル4分」の壁を破った。
ロジャー・バニスター:フリー百科辞典『ウィキペディア(Wikipedia)』
驚くことに、これまで絶対に不可能だと言われ続けてきた記録を1年間で23人もの選手が越えてしまいました。1年間で23人もの選手の実力が急激に伸びるとは考えにくいですよね。
『絶対に達成できない』と最初から決めつけていたメンタルブロックが外れ、『俺たちにも達成できる!』に変わったことで一気に23人もの選手が記録更新できたのだと思います。
先入観の壁を越える
営業をしている方なら分かると思うのですが、よくこのような会話が社内できこえてきませんか?
『あそこの得意先は絶対に無理だよ』
『ウチとは何十年も取引がないから』
『前任者も前前任者もチャレンジしたけど無理だったらしい』
実際に、私は過去誰も達成できなかったことを、過去の前例にとらわれずチャレンジし、目標達成できた経験があります。その後、後輩も私に続きトラックレコードを経験しました。
やはり「1マイル4分の壁」から学ぶ意義は非常に大きく、誰かが達成できると一気に場の空気感が変わり、メンバーの成功確率が上がる気がします。
必要なのはスキルだけではなく、『絶対に達成できる』という強い気持ちだということをこの事例からは改めて学びました。
まとめ
今日はロジャー・バニスターの事例を取り上げ、先入観を乗り越えるということをお伝えしました。
皆さんもこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
今、達成したい夢や目標に向かう中で、諦めたり、壁をつくったりしていませんか?
もしかしたら、今直面している壁は将来みんなが当たり前のように達成できるようになっているかもしれません。
ぜひ、あなたがその壁を乗り越える第一人者になりませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます!