「行動習慣プログラミング10の技法」について、10回シリーズで紹介させていただきましたが、10の技法も人が本来もっている性格タイプによって「合う」「合わない」があることが分かりました。
そこで、今回はエニアグラムのタイプ別の切り口で、習慣化の「挫折パターン」「続けるコツ」についてまとめてみたいと思います。
エニアグラムの各タイプの詳細については、こちらを参考にしてください!
エニアグラムで分類される9つの性格タイプについて概説しています。…
タイプ1:改革する人
タイプ1の人は以下のような特徴と、根源的な恐れや欲求をもっています。
高潔で、理想が高いタイプ。倫理的で、良心的。善悪の区別が強い。
人に教えたり、改革に燃える。
常に物事を改善することに励んでいて、間違いを犯すことを恐れている。
きちんとしていて規律を重んじ、潔癖性である。
高水準を維持しようとするが、批判や完璧主義に陥りかねない。
抑圧した怒りと短気が問題になりやすい。
最良の状態において、健全なタイプ1は賢明で、見識があり、現実的で、崇高。道徳的英雄。
ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソン『新版エニアグラム【基礎編 』P.23
根源的恐れ:悪く、欠陥があり、よこしまで堕落していること
根源的欲求:よくあること。人徳があり、バランスが取れていること。誠実であること。
超自我のメッセージ:「正しいことをすれば大丈夫だ」
ドン・リチャード・リソ、ラス・ハドソン『新版エニアグラム【基礎編 』P.140
責任感が強く真面目で完璧主義的な一面があるタイプ1のような人は、
どのような時に習慣化に挫折し、どのような方法なら続けることができるのでしょうか?
挫折パターン
タイプ1の人は完璧を求める傾向があるので、完璧主義に陥ってしまうと失敗してしまうケースがあります。
あまりにも完璧を求めすぎると、行動を0点か100点かで評価してしまい、自己嫌悪感が強くなってしまいます。
続けるコツ
習慣化の計画や目標を最初にしっかりと立てることで、スタート時に全体像が見えた上で納得・安心して進めることができます。
また、完璧主義を捨てて「最善主義」を意識すると続けやすくなります。
その際は、『ベビーステップでいい!小さな一歩で構わない!』と自分に許可を出してあげると良さそうです。
タイプ1の人は完璧な状態とは程遠い状態にあることが耐えられないという傾向があります。
他人と比較するのではなく、「過去の自分と比べて成長している点に目を向ける」「自分史上最高を更新し続けることに意識をおく」ことも続けるコツとして重要だと考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「正しくありたい、理想を追求したい」というタイプ1の人は、最善主義で自分史上最高を更新し続けることが
続けられる人になるポイントだと感じております。
少しでも参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!